保育目標⑥

自分で考え、あるいは、自分たちで考え話し合って、生活を創っていく力をつける。

「幸せな子」を育てるのではなく、どんな境遇におかれても「幸せになれる子」を育てたい…。
どんな世の中になっても、どんな状況になっても、自分の力で切り開いていくことができれば、人は幸せになれるのではないでしょうか。自分の頭で考え、それを伝える表現力、コミュニケーション力を持ち、そして自分を信じる力があれば乗り切っていけるのではないかと私たちは思います。

御南保育園では毎日、各クラスごとに「朝の会」を設けています。
これは、保育士と子どもが一緒になって、今日一日をどう過ごすか話し合う会です。

低年齢児には絵カードを用いて一日の流れや活動内容、約束事を伝え、子どもなりに見通しがイメージできるようにします。

3歳以上では、子どもたちが、あるいは保育士が自然のこと、健康生活のこと、クラスで取り組んでいること、また社会で起きていることなどについて、気づいたり、興味を持ったり、疑問に思ったりしたことなどについて発表します。実物や写真、新聞記事を持ってくることもあります。すると、他のみんなから意見や考えがどんどん出てきます。

もっと知りたい、もっと気をつけて生活を実行したい、もっと遊びをおもしろくしたい、もっと工夫したい…。みんなで力をあわせてやろうよ!

たとえば、あじさい組(5歳児)の池田動物園への遠足はこんな具合です。

① 事前に、クラスのみんなでどんな遠足にしたいかを話し合う→”グループで興味のある動物を見たり、調べたりして来よう”
② グループに分かれて活動する→図鑑を見て下調べをする→当日の役割分担を決める(インタビュー係・メモ係・カメラ係)
③ 当日活動する→帰ってから発表や振り返りをする
④ クラスのみんなで動物園探検マップをつくる

保育士が子どもたちのそういう気持ちをすくい上げ、子ども自身で考えさせるようにていねいに関われば、子どもたちは会話を楽しみながらどんどん考え出します。
それは、子どもたちの課題の発見や活動へとつながっていきます。

私たちはこうした毎日の繰り返しがいつか、「幸せになる力」の源となればと願っています。

楽しいこと、自分が興味あることを、もっと楽しくおもしろく! 子どもたちはノリノリで「今日の生活」を創っていきます。