今年の夏は異常気象で毎日厳しい暑さが続いています。子ども達の体調に配慮をして、4歳児は7月24日(火)に3歳児は7月31日(火)に笹ヶ瀬川プロジェクトを行いました。
どちらの日程も、このプロジェクトにおいて子ども達の引率をしてくださっている岡山県自然保護センター主幹・環境カウンセラーの山田哲弘先生(てっちゃん先生)が前日の夕方と当日の朝の2回現地を下見に来てくださり、園の職員と安全面・暑さへの配慮・活動のねらい・活動の流れなどについて入念に打ち合わせを行ってから本番を迎えています。
いつも子ども達の最善の利益を願ってくださっている山田先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
【4歳児】
4歳児はまずは笹ヶ瀬川土手、その後園で水分を摂り、体を冷やすための休憩をとり、それから田中南公園でセミ取りという流れで行いました。時間はいつもより早く始め(少しでも気温が上がる前に)、一つずつの活動時間を短くして行いました。
土手に着くとさっそく散策開始。「トンボがいる!」とイトトンボを捕まえました。
今度は恒例のこの遊び。『クズの葉っぱを叩いて大きな音を鳴らそう』です。
笹ヶ瀬川に来たらこの遊びをしているので、何度もやっているうちにコツがわかってきた子がでてきました。また、「葉っぱがフワフワだね!」と気付き、友だち同士教え合い、感触を喜んで遊ぶ姿も見られました。
破れた葉っぱは何に見える?顔みたいで面白い!
夏になり、ぐ~んと大きくなっていたのはエノコログサ(ネコジャラシ)。てっちゃん先生から「一つ探して来てね」と言われるとどんな長さのものにしようか選び、友達やてっちゃん先生をこちょこちょ~として遊びました。長いものを選んでしっぽにして遊ぶ姿も見られましたよ。
生き物はというと、暑さのためかチョウチョやトンボがあまりでてきていませんでしたが、少ないチャンスを園長がモノにしてウスバキトンボを捕まえました!
そこで、私が自然保護センターにて教わってきたトンボを眠らせることに挑戦!
涼しい影の橋下に移動してやってみました。やり方は簡単。トンボを平らなところに寝かし、片手で羽を動かないように軽く押さえ、もう片方の手の指先でトンボの胸(足が生えているところ)を頭側から優しくなでてあげるのです。
今回はなかなかうまくいかず、トンボはすぐに目覚めて逃げてしまったのですが、是非ご家庭でもトンボを捕まえた際は挑戦してみてください!子ども達も上手くできるかもしれませんよ。
園に帰り、休憩や水分補給を十分に行った後、田中南公園でセミ取りをしました。
公園に入ると大きなセミの鳴き声が…「ミンミン言ってる!」早速探し始めました。
抜け殻発見!てっちゃん先生に抱えてもらってとった子もいます。
抜け殻をアクセサリーに変身!新たな夏のファッションを楽しんだ子ども達。
セミが沢山鳴いている木の根元を見てみると…不思議な穴を発見!「幼虫が出てきた穴だ!」と知っている知識と結びつけて推測していました。
たくさんのセミや抜け殻を見つけて帰ることができました。
ー真夏の笹ヶ瀬川プロジェクト② へ続くー
(岸)